TOFU PROJECT HIGHLIGHTS シリコンバレーで学んだこと

Caution for English speakers: This time I was too lazy to translate... please use Google translate. Thanks ;)♥

大変遅くなってしまったけど、
去年の10月後半〜11月前半に参加したTHE TOFU PROJECTのハイライトです!
すこし長いけどぜひ読んでみてください^^



  日本の若手起業家とシリコンバレーで活動している人物との交流を目的としたブートキャンプ、「The Tofu Project」の一員としてこの秋シリコンバレーに行ってきた。伊藤穣一さんを初めとするアドバイザーの方々、スポンサーのみなさん素敵な時間をありがとうございます。


初日! 
 10時間以上のフライトを終え、ジャパンタウンに佇む、街一番ポップなホテル、HOTEL TOMOに到着。壁一面には、相当ネオでポップで東洋趣味なグラフィックが散りばめられ、インテリアで置いてあるモニターにはエンドレスで高橋留美子作品が流れている。


Hotel Tomoのロビーではずっと日本のアニメが流れています。

そこで、TOFUプロジェクトの主催者、天真爛漫なTOKYO MANGOの人気ブロガーで、GIZMO-DEやWIRED Maganzineで活躍する、ジャーナリストのLisa Katayamaさん、クリエイターのトモ・サイトーさんが出迎えてくれた。
Tofu Project OrganizerのLisaとTomo

9月にサンフランシスコを訪れた時も、リサさんの車で日本料理屋さんに行き、トモさんアトリエで思い切り遊んだ。あまりにも久しぶりではなかったので、まる違う国に住んでいることを忘れてしまいそうになる。

 ホテルについて、くたくたになりながらも、同じルームメイトでヒューマン・ライツ・ウォッチの日本支部の吉岡利代ちゃんと、こっちに住んでてShing02さんの紹介で9月に親しくなった友人の書家、山口碧生さんと、Masonストリートにある、お気に入りのレストラン『デルフィナ』でピザを頂く。
デルフィナのピザは世界一!

書道アーティストの山口碧生さん!
やっぱりここのピザは世界一美味しい。飛行機で赤ワインを飲みまくり、デルフィナでもワインを頂き、その後はTOFUメンバーたちとワインバーへ。ワインを飲みっぱなしの初日となった。


一日目のテーマはEnpathy (共感)
うなえさん作のTOFUパスポート
 
プロジェクトがキックオフして一日目、ルームメイトのリヨとFilmoreストリートにある、Groveでパワーブレイクファストお腹いっぱいを頂いた後、Tomoさんのクリエイティブな家で (ここには撮影スタジオ・最高のオーディオ・バンドのセット・グラフィックデザインする部屋など揃っている巨大なワンルームアパート、まさに理想の暮らし!) 
TOFU最初のセッションが行われた。
Riyo Yoshioka my roomie!

Filmier StreetのGrove Cafe

朝一番の搾りたてジュース

Fillmoreには可愛い家具屋がいっぱいある。


KivaのCEO Matt Flanneryのセッション
 TiVO(家庭用ビデオレコーダの企業)のプログラマーだったMattが、社会起業家として活躍するようになるまでのモチベーションを語ってくれた。 彼がCEOを務める、Kivaは世界中の発展途上国の起業家に対して、1口25ドルというかなりの小口で融資ができる、インターネットサービスだ。すでに254万ドルの小口融資をアフリカにしているという。 “Don’t listen to authority, be rebellious.(規則に従うな、反抗的であれ。)” 彼は言う。 彼の話の中で、最も印象的だったのは、とにかく自分が情熱をそそげるものをしようということ。 彼は本当にクリエイティブなアイデアマンで、Kivaを始める現在まで、様々なビジネスモデルを構想していたそうだ。 それらは、DVDの自動販売機だったり、ファッションのビジネスだったり。 しかし、どれも本当に彼自身のモチベーションを強く持てなかったことを理由になかなか実行できなかったと言う。 彼がアフリカを訪れてから天命を見つけ、Kivaが彼にとって一番熱中できるものだと思ったそうだ。

LUXrのワークショップ
講師のジャニス!
ユーザーのペルソナを考える。

 午後は、LUXrという、スタートアッププロダクトのUXをアドバイスし、教育する会社でワークショップを受けた。 そういう機関がシリコンバレーに多く存在しているというのは、アントレプレナーシップが観念として根付いて、そこには文化があることを垣間見る。 まず、一枚の紙に自分のプロダクトの顧客像を明確書き、そして彼/彼女の解決したい悩みを描く。 そのペインを解決するにはどういうアプローチをとったらいいのか親身考えるきっかけになった。アイデアはとにかく数を出して、数がでないときはスピードアップさせること。


Yes ToのCEO Ido Lefflerのセッション
 夕方は、野菜を主成分に使った人気スキンケアグッズの会社『Yes To』CEO・Idoさんのトークセッションを聞く。 彼はもともとオーストリアでビジネスを展開していて、その後シリコンバレーに移ったそうだ。 彼のビジネスの成功のキーとなったのが、彼の真正面から人と向きあう姿勢。 最初の打ち合わせでステイクホルダーにハグとキスをし、30分間のうち20分を自分のビジネスではなく、自身のことを語り、信頼関係を築いたという。



二日目のテーマはIdeate (観念化)
朝早く起きて、ベイエリアの三つの会社を訪問した。


Pivotal Labs

アジャイル開発が生まれたPivotal Lab

『エンジニアはここでお腹をシンクロさせて、ペアコーディングするんだ。』

 まず、最初に、今やTechトレンドの定番となっているアジャイル開発・ペアコーディングが生まれた場所・Pivotal Labsを訪問してきた。 この会社はスタートアップ向けのソフトウェアコンサルタント会社で、今までTwitter、Salesforce、Groupon、urban dictionaryを成長させてきた。  会社でどういった文化を作りたいか、それに対していかに意識的であることかが大切だと教えてくれた。 ここにいた若いスタートアップのチームはみんな隣同士に座っていて、自らのアイデアをシェアしてぶつけ合う。フィードバックを常に受け入れ続けスピードアップしているのが印象的だった。


 ちょうどその日、TwitterのファウンダーJack Dorsey"Small minds talk about people, average minds talk about events, great minds share ideas." (小さい脳は人について話して、平均的な脳は出来事につてはなして、素晴らしい脳はアイデアをシェアする)ってつぶやいていたけど、
 ここではアイデアを惜しみなくシェアして、情報交換して切磋琢磨するという文化がある。3ヶ月で商品開発、12ヶ月から24ヶ月でチームビルディングと独り立ちを目指す。 それがここのやり方。

画像5

 前回シリコンバレーに遊びに行った時、EvernoteQuoraなどのスタートアップを訪問したときも感じたけど、素敵なキッチンと可愛いインフォグラフィックが飾ってあったり、ワーキングスペースには立ってコーディングできる机があったり、卓球台があったりと、日本のお固いオフィススペースとは違いクリエイティブな空間が存在する。 ペアでコーディングしているエンジニアたちが、同じタイミングでご飯を食べてお腹をシンクロさせていたり、流石...。 Pivotal LabのPivotって単語は、こっちでかなり多用されていた。軸はしっかりきめて、そこから旋回する。よく使えたら便利な言葉なのに、考えてみたら日本語にはない。

Pixar


社長 in Pixar Animation Studio

みんなはしゃぐ!!!

ぎょろめちゃん!青が同化してる明和電機土佐社長


ジョブスがこだわり抜いて選んだイタリア製のイスが並ぶ上映室

CGプリンターでできているファインディング・ニモのジオラマ。リアル!


TOFU member with The Includibles 

 Emeryvilleにある、Pixar Animation Studioを訪問した。ずっと訪れてみたかった会社。 まるでガリバーの家に迷い込んだかのような、とにかく開放感のあるキャンパスだった。そこには一つ一つ、部屋があって、一人から3人づつくらいデザイナーやアニメーター、エンジニアが個々の部屋に篭り自分のペースで働いている。ちょっと覗けたけど、誰一人インテリアにこだわってない人なんかいなくて、昭明・家具・そこに飾ってあるフィギュアからも個性を全開に出していた。




 カーズのストーリーができるまでのコンセプトメイキングに使ったマテリアルの展示を見させてもらった。恐らく116分の本編には収まり切らないであろう、カーズに存在するバーチャルな世界がひとつひとつリアルに表現されていた。 歴史、文化、数秒映る東京の街並みのシーンに出てくる看板の一つ一つ、それは平均的ななオーディエンスの想像力をダントツで超えるほど徹底されていた。

 ここでは、30年間Pixerの立ち上げからスティーブ・ジョブズ氏と共にクリエイションに愛を注いできたクレイグさんが案内してくれた。 彼の言葉で最も印象的だったのは、Pixarのカスタマーは全人類だということ。 全人類に感動してもらわないと意味がないし、プロジェクトを作っている人間は作品から距離を保つことが難しい、掃除のおばさんからキッチンスタッフまで集めてブレストの会をやるらしい。 凄い。


Maywa Denki Workshop
 フェリービルディングのすぐそばにある、UXデザイン・コンサルティング会社のAdaptive Pathにて明和電機の会社説明会・ワークショップが行われた。 「明和電機イズ・フェイクカンパニー!」ってスピーチする土佐さんは言語の壁を超えて人の心を動していた...。New Yorkからわざわざ飛んできた土佐社長のファンも。 私も、この旅で一気に明和電機ファンになった。

Epic Toast Dinner  Restaurant
 このディナーで出会った人は世界でもトップクラスにEpicな人たちが集まった。そこには凄い20歳の男の子が居た。 高校生の頃はMicrosoftでデザイナーとして働いていて、キネクトのデザインも彼が担当したという。 今年企業をして、今ではレディガガから出資受けてる。 凄い、日本じゃ、優秀な人は特にそんな生き方は出来ない空気にあるから、なかなかそういう人に出会えない印象。 アメリカの人はどんな面白い人生を生きたかを誇りに思う傾向にあるらしい。それは激しく同意。



スピーキングセミナーを受けた。




短時間でオーディエンスを惹きつける言葉やトーンをうまく選ぶこと、フィードバックを受け入れ続けて客観性を維持すること、そして等身大の自分をみせ自信をもって話すこと。 あらためて、それが大事だということに気づくことが出来たセミナーだった。

Michael Balaoingさんのスピーキングセミナー
 講師は、アメリカの経済誌『フォーチュン500』のMost High Net worth Indevidualsにもノミネートされていて、ハリウッドのセレブなど世界中でスピーキングコーチしているマイケルさん。 日本ではあまり教えられない事だなと思ったことは、自分らしいスタイルで話すことが重要視されることであった。 それによって、相手をロジカルにではなく感情的に動かす。 オーディエンスは始めから耳にフィルターをかけていて、スピーカーの話なんてほとんど聞けていない。 そのフィルターを外すには彼らのエモーションに触れることほか無いのだ。

ボディランゲージ、間、それから強調の仕方などのマニュアルを教えてもらった後、更に実践的なレッスンをうけた。

ダイアルテスティングという、リアルタイムフィードバックシステムを使った。即興で短いスピーチをグループの皆の前でした様子をビデオに撮影して、それを聞いていた他のメンバーがダイアルを0~100まで回しながら聞きながら点数をつける。 そして、録画した映像と共に皆の採点をモニターで見れるという仕組み。 これはかなり度胸がついた。人生で最も感動した瞬間、逆境を乗り越えたエピソードなど、とても1~2分じゃ語れないものを、3分の準備でいきなり前に出されてその場でまとめて話す。  これは高校生の時ひたすら練習していたTOEFLのスピーキングテストに似ていた。 こっちでは、やはり自分のことをいかに語れるかが評価される。 日本にいると自然と慎ましやかになりすぎてしまうことがあるのでそういうミーミー文化は自然と忘れてしまう。  そして、彼ら(アメリカ人)は相手の長所を洞察できる能力をもっていて、それはかなり小さいころから訓練されている印象をうけた。


TOFUのアドバイザーで、元政治家・そして漫画家というキャリアをもっているDaniel Pinkさんからのスピーキングアドバイスビデオを見た。 彼の言葉で響いたのは、『It's not about you, it's about audience.』。 まず、オーディエンスに何をして欲しいのか考えること、そして一番伝えたいことが何か明確にすること、そして最も大事なのは、自分らしくいること。 スティーブ・ジョブズやTEDのスピーカーのマネをしても駄目なのだ。

Jason WishnowのOn camera advice
 TEDの今のビデオの技術を取り入れたJason Wishnowさんが、さらにスピーチのコツを教えてくれた。オーディエンスと対話し、参加を求めて考えさせる。 これは、帰国の翌日に東京デザイナーズウィークでワークショップを行った時に大きく参考にすることが出来た。


Google+のスタッフとミーティング
 Googleにいくのは今回が二回目。相変わらず、ビーチバレーコートがあったり、オリジナルのお菓子が食べ放題だったり、最高に遊び心あふれたワーキングスペース。今回は新サービスGoogle+の制作スタッフとミーティングをした。 RIppleとかHang Out写真編集のなどほとんど知らなかった充実した機能を知ることが出来た。

500 Startupsで女優でアントレプレナーのKandice Cotaさんのピッチコンテスト


  
シリコンバレーMoutain Viewにある、元PaypalのDave McClureさんが作ったインキュベーター、500 Startupsへ行ってきた。 女優でアントレプレナーのKadiceさんのピッチ(投資家向けプレゼン)講座があった。 情熱、差別化の要因、定量化すること、アイコンタクトすること、そして真実であること、自分のスタイルで語ることが大事だと語る。そこで、5分という短い時間で準備して、1分間のピッチコンテストが行われた。シリコンバレーのトップの投資家たちを目の前に、エレベーター・ピッチをする。エレベーター・ピッチとは、数十秒・一分間で自分の思いを語り、チャンスをつかむプレゼンテーションのことだ。 (由来は、エレベーターで投資家と乗り合わせた時にも使えるという意味である。) 私はこのTOFUの中でピッチコンテストをして優勝して最後のクロージングセレモニーでスピーチをすることになった。



Kelly GotoのDesign thinking workshop
 IDEOやGoogleで実践されてるデザイン思考の授業。 デザイン思考とは、ある作業において解決すべき問題を明確化すること。 ブレストの仕方から学びました。まず、問題点を洗いざらしにして書き出し、それを分類し、その問題をライバルと共有して、チャンスや落とし穴を見つける。 TOFUでは様々なバックグラウンドをもった起業家たちが集まっていたので刺激になった。 プロダクトづくりはロングタームである。クリエイティブが尽きないチームにするためには試行錯誤を繰り返さなくては。

VIP Dinner
 VIPディナーでは、Paypalのファウンダー, Twitterのファウンダー、Rubyの生みの親ゆきひろさんモリサワフォントの森澤さんなんどたくさんのVIPがいた!








Last Day


Virgin America AirlineのCMO Poter GaleとLisaさんと対談



 TOFU PROJECT最後の日、クロージングパーティーが行われた。Rhode Island School of Design、プレジデントのJohn Maeda氏の講義の後にスピーチをした。 John氏は、デザインやアートがテクノロジーと融合する発想が、イノベーションにおいていかに大切であるかを語っていた。 中でも印象的だったのは、アーティストとデザイナーの話。"Design is about giving solutions, art is about giving questions. (デザインは解決策を与えること、アートは問題を与えること)" という言葉が心を打った。 日本では理文を分けて教育する傾向にあるため、テッキーを志す学生にアートの好みが尖っているタイプ、またカルチャー好きで感性的に敏感な学生でウェブに強いタイプを希少なのを感じる。芸術家(アーティスト)は科学者(サイエンティスト)みたいなもので、デザイナーは技術者(エンジニア)のようなものである。 これからは感性的な文系と論理の理系の二極という考え方はどんどん古くなると感じた。


まとめ
 私がシリコンバレーの起業家文化にもっとも魅力を感じたのは、世界を変える成功法則がしっかりとマニュアル化されていて(しかもそのトレンドも続々と更新され続けている)、それを惜しみなく次の世代にシェアするスピードが早いところである。世界中の優秀な人が集まるのも理解できる。 柵もなく、皆が同じ方向をみてイノベーションが起こる速度を加速させている。 けして自分の会社としての成功を目指さず、産業拡大と世界を変えることを目指している。 そんな彼らと他の産業の接点が年々縮まって、iPhoneが生まれたり、音楽系サービスが生まれたりしていると思うけど、もっともっと他の業種とコラボレーションしたら素晴らしい世界になると思った。 テクノロジーをインフラとして、新しい発明やアイデアが形になり続ける。テクノロジーはテクノロジーを感じさせない存在になることで、初めて高度だと思っているの。 私も頑張ろう。


ここで出会った起業家の仲間たち(芸術家含む)!運営してる超クールなメンバーが大好きになりました!